Handicap Yoga ハンディキャップヨガ

私がいるということ、支え合い、与え合う。
大切なのは諦めないこと。
ベストを尽くした今日がいつかまた未来へ繋がることを信じて。


2000年、日本の第二次ヨガブームの兆しのみえるころ、それまでの日本のヨガに「障がいのある方」に向けて…というものが無く、ヨガの先達たちも「障がいの重い方には無理」と言い放っていました。
ヨガはあらゆる人びとに有益だ、と言いながら、何故障がいのある方は除外されるのか?
ハンディキャップヨガの創始はそこからの疑問と問題提起から始まったようなものです。
ヨガは心と体をより深く繋いでいきます。そして心の揺らぎを止めていきます。yoga is for everyone!! それがハンディキャップヨガの始まりです。


私を知る、支え、支えられの中に見つかる未来

誰もが持っている「無限の可能性」を見つけていきます。自分の身体と心に向き合い、今のあなたを知りましょう。そして全てを受け入れて感覚を研ぎ澄ませてみる。私達はあなたを丸ごと受け入れます。あなたも私達を受け止めてください。


ハンディキャップヨガとは

呼吸をして、身体に意識を向け、動かしてみます。そうすると気持ちや身体がほっと温かく、ふわっと軽くなります。自分の中に様々な気づきを得る機会をハンディキャップヨガは実践していきます。

ヨガはとても個人的で、そして主体的な心身のプラクティスです。一人ひとり、顔や生き方が違うように、皆、違うアプローチで良いのです。ハンディキャップヨガは、所謂ヨガのポーズを実行することを第一義にはしていません。それぞれの方の夫々の身体の中に、未だかつてなかった巡りやエネルギーの流れを生み出していくことが大切なのです。こうした、医療や運動とは異なる体内組織内の巡りやエネルギー、心の安定や安らぎを見出す事、そのことが正にヨガなのです。


大きな3つの柱
身体Body
  • 呼吸が深くなる
  • 筋肉の緊張軽減
  • 身体機能の維持・向上
  • 姿勢のアンバランスさの修正・安定
  • 痛みの緩和
  • 血流等の体液の循環
  • 質の良い睡眠
心理・精神Psychology・Spirit
  • 心地よさの発見
  • 心的ストレスの緩和
  • 生きがい
  • 集中力の向上
社会性Sociality
  • 自分を認める
  • 周囲の人との交流・繋がり
  • コミュニティの獲得
  • 仲間と協力・共同作業の喜び
  • 自分を認める

ハンディキャップヨガの主な活動場所
  • 病院

  • 事業所

  • 障がい者団体

  • イベント・サークル

ハンディキャップヨガは全国各地に活動者(仲間)がいます。 活動者たちは施設や病院、事業所、障がい者団体、サークル等を組み活動しています。また、レスパイトヨガ(障がいをお持ちの方に関わる方へのヨガ)も行なっており、幅広く活動しています。 どんな障がいをお持ちの方も、ヨガをしてみたい!という気持ちがあれば、各地の活動者や私たちハンディキャップヨガジャパンのメンバーと一緒にヨガをすることが可能です。



ハンディキャップヨガ活動団体・グループ 

  • 活動地域:北陸
    代表者名:塚田由佳(つかだゆか)
    hcp.yoga.hokuriku@gmail.com

  • 活動地域:四国・香川県
    代表者名:簗瀬利恵
    studio_naturally@yahoo.co.jp

  • 活動地域:高知
    代表者名:廣戸 優尊
    sukuraba1028@yahoo.co.jp

  • 活動地域:山口
    代表者名:永岡 美穂
    yogasmilemaitrl2016@gmail.com

  • 活動地域:近畿
    代表者名:稲垣 比砂子
    bambiosaka2017@gmail.com

  • 活動地域:愛知
    代表者名:田村咲登翠
    ae.ichigoichie.ae@gmail.com

  • 活動地域:関東
    代表者名:山崎 礼子
    reikoshanti@yahoo.co.jp

ハンディキャップヨガの活動拠点は現在、以下の地域で行われています。詳しくお知りになりたい方は、各地の代表に問い合わせください。


ハンディキャップヨガを受けられる方とのヨガ
  • ダウン症の方とのヨガ

    関節に過度な負担を掛けないようにしながら、体幹を鍛え姿勢や背骨のアライメントを整えます。 楽しく呼吸を深めてしっかり動くクラスです。

  • 聴覚・視覚などの障がいをお持ちの方とのヨガ

    それぞれの方にどのようにしたら動きや姿勢を伝えることができるか? そこを大事にしながら伝え方を工夫しています。 触って理解、触れて感じる、大切なのは何を起こすか?です。

  • 身体に障がいをお持ちの方とのヨガ

    重複して様々な障がいを抱えておられる方が多いので、まずは身体の巡り、エネルギーの流れを活発に、心地よさを味わっていただくように進めます。

  • 中途障がい等で麻痺の在る方とのヨガ

    他の身体機能をより高め、脳内ニューロンを活性させ少しずつ反応も呼び戻せるように配慮して進めます。

  • 自閉症・発達障がいのある方とのヨガ

    それぞれの気になること、苦手なことを受け入れ、できることから、遊びの要素を用いて集中できる内容、動作を導きます。

  • 肢体不自由の方とのヨガ

    末端の拘縮の解放、姿勢の調整など、ご本人の意思のもと手を添えて進めます。

  • 日々サポートされている方々へのヨガ(レスパイトヨガ)

    障がいをお持ちの方を支えているご家族、介護の方、養護学校の方などに、心の重荷や不安を和らげ、ほっとする時間を得ていただくことが第一の目的になります。合わせて偏った身体の使い方をリセットし、強ばりの解消や良い巡りを取り戻していくことを目指します。 対象となる方の身体のご相談やアドバイスを提供することもできます。


ハンディキャップヨガを受けたい方How to Join handicap yoga ?

ハンディキャップヨガ活動団体・グループが主催しているイベントに参加していただけます。
開催をご希望する方に関しましては、地域・日時・施設・人数などの情報を各活動団体・グループのメールアドレスにお送りいただくか、お問い合わせフォームに記載して送信していただきますようお願いします。



ハンディキャップヨガを学びたい方How to learn Handicap Yoga?

ご自身でハンディキャップヨガのクラスを開催されたい方に向けて、ハンディキャップヨガ指導者養成講座を行っています。


【ハンディキャップヨガ指導者養成講座の内容】

「呼吸をすること = ヨガである」

このヨガの原点から、ハンディキャップヨガ指導者養成講座では、呼吸が及ぼす有効性を利用し、ポーズを行う目的・効果をしっかり理解し、各人に寄り添わせた提案ができるよう学んでいただきます。

そして障がいとは何か、障がいの捉え方、ハンディキャップヨガがどんな役割をもつかを学んでいただきます。


カリキュラム
  • 無限の可能性を引き出す作業
  • 障がい者と向き合うということ
  • 心理特性を理解する
  • アーサナの捉え方
  • 障がい種別ごとの提案

ハンディキャップヨガ指導者の声
  • これまでの人生では出会えなかった方々との出会い。考えもしなかった視点。見落としていた現実、等々。あらゆる点から「常識」を考え直す貴重な機会を頂いています。
    Y.Rさん
  • 生きている人は、全員、健康を目指していい!そのアプローチのもっともっとバリエーションがあっていい!という健康活動のすそ野を広げていると思います。
    J.Tさん
  • 指導する…という枠を超えて、生き様を見せてもらい触れさせてもらい、何者にもなる必要はなく『ありのままの自分でいい!』を教えていただきました。
    T.Yさん
  • 障害を持つ方が、普段接しているコミュニティとは違う顔(私達)と接する事。いい意味での緊張感や刺激により、体への意識も変化していく。また、生徒さんが感じるヨガクラスを通しての、瞬間の「変化」という点が、継続する事でいつか線になる活動にしていきたい。
    K.Mさん